15 :名無しさん@HOME 2005/02/05(土) 18:09:10
 26歳のころのことです。離婚したばかりで初めての一人暮らし
を始めたOLでした。子供はいませんでした。
人恋しさのあまり、ろくに良く考えもせずに付き合い始めた同い年の
男性.、これがすこぶるつきのDQNでした。
はじめはそんなことわかりませんでしたが、だんだん付き合いが長くなるに
つれ、本性.がみえてきます。
友達に相談すると、それはやめたほうがいいんじゃないか?と皆にいわれるし
自分でもやっぱりそうかと思うところもあり、別れを決意しました。
電話で別れを切り出すと、怒り狂い、私のアパートまで車で駆けつけました。
それからが人生最悪の修羅場。
別れる別れないと次の朝方まで言い争い。まったく話がかみ合わず、恐怖さえ
感じて絶対別れなければ、との決意が固まりました。
「もう、仕事に行く支度しなきゃならないから、帰って。」と、冷たく言い放った
ところで、相手の顔つきが変わりました。
台所にあった包丁を取り出し、それをかざしながら「俺を邪険にするんじゃないよ。」
と、それまでと違う抑揚のない低い声で言いながら、にじり寄って来ます。
髪の毛が逆立ちましたが、黙ったままその場をうごきませんでした。
私が逃げたり哀願したりしないので、ちょっと困ったらしく今度は自分のお腹
にむかって両手で包丁を突き刺すそぶりをしました。
私は怖かったのと、頭に来ていたのと両方の気持ちがグルグルして、タヒぬなら
タヒねばいい、と思って黙って見ていました。
すると、やはりヘタレなので刺すことはできませんでした。
なんだ、やっぱりハッタリなのか、と思うとますます軽蔑する気持ちが湧いて
きました。






16 :名無しさん@HOME 2005/02/05(土) 18:34:42
志村~
続きはまだか~?

長くなりそうな時はメモ帳保存、ケータイからならコピペが基本じゃ~

ワクワク
17 :名無しさん@HOME 2005/02/05(土) 18:35:29
長文失礼します。続きです。

そんな私の心の動きを見て取ったのか、逆上して今度は灯油タンクを取り上げ
ふたを開けると頭から灯油をかぶったのです。
そしてライターを取ろうとしたので、私も必タヒでそれを奪い、窓のそとへ投げま
した。(はっきりいって私のアパートでタヒなれるのは迷惑ですが)、一人でタヒぬ分に
はかまわないが、近所に迷惑かけるなよ、と、既にそんな気分でした。
次にはマッチを奪い合い、それは奴に取り上げられました。

そしてマッチ棒を取り出し、火をつけたのです。それをどうするのかと、固唾を
飲んで見守りました。
でも、やっぱりヘタレの奴は火を自分につけるようなことはしませんでした。
ふっとマッチの火を吹き消すと、座り込んで泣き出したのです。

どうーーしてくれるんだよ! この汚れと臭気を!と思いながら後片付けを
しました。絶対に別れることをこのとき強く誓いました。

別れるまでには、そのあとも滅茶苦茶に苦労しました。いったい何を考えている
のかさっぱりわからない奴でした。あとからそいつ自身が言うには
「もし、俺だったら相手がそういうこと(包丁ふりまわしたり、灯油かぶったり?)
したら、そんなに俺のことを好きなのか、とおもって嬉しいと思うのに。」
と不服そうでした。???????絶対に理解できない。

別れて10年ほど経ちますが、いま考えると境界例とか自己愛性.人格障/害といった
ひとだったんだろうなと。そのころはそんな知識は無かったので、ひどく恐ろしか
ったです。今では私は平凡ですが幸せな家庭に恵まれました。
浮気なんて絶対にしません。またあんなタイプに出くわしたら恐ろし過ぎるからです。
18 :名無しさん@HOME 2005/02/13(日) 19:56:16
志村~スゲー話だな。
1000: 名無し@HOME