方言

 
387 :名無しさん@おーぷん 2015/03/18(水) 17:46:27 ID:I6x
中学時代、遠くの県から引っ越してきた同級生Aがいた。
俺はAとあまり交流は無かったのだが、Aが医者を目指していて、県内一の進学校もしくは他県のもっとレベルの高い学校への進学を希望しているということは知っていた。
ただ、田舎の、正直学力が高いとは言えない中学だったから、それを実現するためには相当の努力が必要だった。
いつ頃だったかは記憶が定かではないが、受験前、志望校について担任とAが話してる場に遭遇したことがある。
ちょうど話終え、担任がAにあきらめるなと言って肩をぽんと叩いているところだった。

それからAは何かに取り憑かれたように勉強を続け、県内一の進学校に合格した。
当時はその学校への合格者が数年前に一人出たきりだったため、学校中がお祭り騒ぎになった。
担任を始め何人ものクラスメイトが祝福の言葉を口にする中、Aの表情は晴れなかった。
そして、突然、Aが乱暴に机を殴り立ち上がった。
「皆して散々人をバカにして、笑いながら諦めろって言っておいて、ふざけるな!」
わけがわからなかった。
皆、Aの事を応援していて、誰も諦めろなんて言っていなかったのに。
半ば半狂乱になりながら暴れるAをどうにか制止し、よくよく話を聞いているうちに担任気がついた。
方言の所為だと。
地域が特定されそうだが、俺の地元では「~するなよ」を「~しなよ」と言う。
極力他県から来たAと話す時は皆、標準語を使うようこころがけていたのだが、これを方言だと理解している奴は少なかった。
普通、会話してるうちに気づきそうなものだが、Aはおそらく偶然にもその言い回しをされずにいたんだろう。
で、誤解したまま、自分に諦めろと言った皆を見返す為に、それだけの為に猛勉強をしたとの事だった。

誰も諦めろなんて言ってなかった。
それを知った瞬間、Aは力なくその場にへたり込んだ。
これ以上重苦しい空気に耐えきれなくなったのか、誰かが「そんな事で誤解してたのだったら、もっと早く打ち明けてくれたらよかったのに」と笑いながら言って、他の皆も自分達の言葉って変だったんだ、誤解させてごめんと、なるべく明るく振舞っていた。
だが、それが火に油を注いでしまったんだろう。
Aはそのまま教室を飛び出した。
そして、その日から学校を休み、卒業式にも来なかった。
成人式にも、その後何回か行われた同窓会にも姿を見せなかった。
Aの話題はタブーのようになってしまい、その後Aがどうなってしまったのか、誰にも聞けないまま今に至る。
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619:名無しさん@HOME2010/11/19(金) 13:51:16 0
>>613=あら失礼(直訳:ご迷惑おかけしました)
>>614=あらまぁ、方言バナシとなるとすぐこのような有様になってしまってw
ですかね。パッソのCMを普通にヒアリングできる原住民ですw

で、方言がらみですみません、自分がスカッとした話。
ウトメ&私家族が集まって顔合わせをしたときのこと。

北関東だけど関東だと言い張る県出身のウトが
「こんなド田舎の女にうちの息子がつかまるなんてブツブツ」
「偉人もいない、太宰くらいしか有名人も居ないくせに」
と、かの県独特の棒読みイントネーションでブツブツ言ってたら
姉がニコニコと
「わいはさだだじゃ、なんぼすぎでねじっこだがさのぉ。
○ちゃん(私)、こいがらきまやげるごともなんぼでもあるべけど、
こしたらだふうにじゃいご弁でしゃべってニコニコしてればいいはんでの。
すぐにいってまるべはんで、わんつかの間だはんでwけっぱりへぇの!」
と。
ウトポカーン。

姉、
「あらあら失礼^^
お気に召さない点もあるかと思いますが、妹も頑張りますのでどうぞよろしくお願いしますね~」
みたいなことを言って、和やかに両家挨拶が進んでしまった。

超訳します。
「あら大変、いけ好かない爺だこと。
○、今後はイラッとすることも多いと思うけど、こんな風に田舎言葉で喋って
ニラニラしとけば(相手には意味が判らないから)おkだからね。
どうせすぐ逝ってしまうだろうから、ちょっとの間よw 頑張れ!」

姉、笑顔で怖いこと喋ってたw
ちなみに父母は笑うの我慢してニラニラしてたw
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