774 :おさかなくわえた名無しさん 2007/01/08(月) 00:24:27 ID:0glwZIDC
ウチのママンの話。
母は和裁が趣味で、私と妹の浴衣も縫ってくれたし、時々母の友人の着物も格安で縫っていた。
いくらで引き受けていたのか知らないけれど,母曰く「仕事でやってるわけじゃないからあまりたくさんお金は頂けない」と、気持ち分だけ頂いていたようだ。
と、ある頃から、母のトメが反物を持ってきて「誰それさんの着物を縫って欲しい」と母に頼むようになった。
母とは日頃からあまり折り合いの良くないトメだった事,また田舎だったこともあって、まあ仕方ないわね、という感じでそれを受けていた母だったのだが、
ある時,母は地区の中でその着物を依頼した人に出会った。
その時に、
「○○さん(←母の名)すみませんねぇ、あんなにお安く着物を縫って頂いて」
とお礼を言われて、母は一瞬「え?」と思ったそうだ。
と言うのも,母は一円も縫い賃をもらった事が無かったからだ。
さすがに(田舎なので)世間体もあって、「私、もらってません」とは言えなかった母が、
そことなく調べてみると、どうやらトメが「着物なら、ウチのヨメに頼めば安く縫ってくれるから」と触れ回っていたらしく、
依頼がある度に、モノによって5000~10000円の縫い賃を直接もらっていたそうだ。
和服なので、そうしょっちゅう依頼があるわけではなかったけれど、トメのその図々しさに,さすがにそれまでおとなしかった母も激怒。

それから母の逆襲が始まったのである。

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