393 :おさかなくわえた名無しさん 2007/10/04(木) 12:15:43 ID:whVHNWMW
ウチは、奥さんがよく友達をよんでいる。(嫁の地元に居住。今の土地に俺の友人はあまりいない。もともと友人は少ない。)
俺が家にいるときは、ホットケーキとかパスタぐらいしかできないけど俺が作って出す。

・・・ホントはやりたくない。失敗作を自分で処理するのが苦痛だから。
でも、いつも俺や子供の世話をしてくれているのだから、このくらいはやらんとな・・・。とは納得している。

数少ない俺の友人が訪ねて来てくれることになると、凄くイヤな顔をされた。
部屋を掃除しなくちゃならんから。で、自分で部屋を掃除した。まぁこれも当然だ。

今まで、奥さんに対しては大小様々な不満はあるが、人にはこぼさないようにし、
良いところ(割と美人・機転の利いた受け答えなど)だけを自慢するようにしててきた。

奥さんは、遊びに来た奥さんの友人に俺への不満を言う。俺のいる時に言うので当然陰口では無い。
不満ももっともなところが多くあり、即興的かつ論理的な会話が苦手な俺は言い返せず、
苦笑したり俯いたりして、ダメ夫を演じる。まぁ素でダメとも言えるので、演技とは言わないのかもしれん。

不満を最後までずっと柔和な顔で聞いていた、奥さんの友人が「じゃぁ、次は旦那さんの番」と、冗談気味に言った。

少しの沈黙の後、俺は奥さんと目線を合わした。
眼光は少し強めた程度にだったと思うが、奥さんとっては、今まで経験したことが無いような眼力を感じたようだ。
奥さんの顔が俄に硬直した。友人に助けを求める視線を送った。奥さんの友人も雰囲気を察したようだ。

俺は、上記の旨を話した。
せっかくのお客さんに不愉快な思いをさせるは良くない。適当な話でお茶を濁して・・・・。
とも考えたのだが、やはり俺はダメなのだろう。制御できなかった。
精一杯の取り繕いで、温和な口調とぎこちない笑顔で話した。

その後も、奥さんは自分の友人を家に招く。その時の人も遊びに来てくれている。軽食も俺が作っている。
俺の友人は極力招かないようにしている。

なにも変わってないようだが、そのときは確かに胸がスーッとした。
あと、料理の失敗が少なくなった。
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